• 6月 20, 2025
  • 6月 23, 2025

【横浜市】2025年7月スタート!帯状疱疹ワクチンの公費接種制度とは?

2025年7月より、横浜市では帯状疱疹ワクチンの定期接種制度が始まります。これにより、対象となる市民は自己負担を抑えてワクチン接種を受けられるようになります。この記事では、ワクチンの種類や効果、費用、公費対象者の条件などをわかりやすく解説します。


ワクチンの種類と効果の違い


横浜市で使用される帯状疱疹ワクチンは、以下の2種類です:

ワクチン名 種類 接種回数 接種間隔 効果 接種方法
ビケン(阪大微研) 生ワクチン 1回 1回のみ 60歳以上で約50%の発症予防効果 皮下注射
シングリックス 組み換えワクチン 2回 2か月後
(遅くとも6か月以内)※
筋肉注射

シングリックスは効果が高く、持続期間も10年以上とされていますが、接種回数が多く、費用も高めです。

※医師の判断により、免疫機能が低下している方は1か月間隔で接種する場合もあります。

接種費用と自己負担額


公費対象者は、以下の自己負担額で接種できます

  • ビケン(生ワクチン):4,000円(1回)
  • シングリックス(組換えワクチン):10,000円/回(計2回で20,000円)

非課税世帯や生活保護受給者などは自己負担が免除される場合があります。

公費対象の方


  • 65歳になる方(昭和35年4月2日~昭和36年4月1日生)
  • 60~64歳で、免疫機能に1級相当の障害がある方
  • 経過措置対象者:70・75・80・85・90・95・100歳になる方(2025年度に限り、100歳以上の方も対象)

主な副反応


ワクチン主な副反応発現頻度
ビケン注射部位の発赤・腫れ・かゆみ・痛み、発熱、倦怠感軽度の局所反応が多い(発赤44%など)
シングリックス注射部位の痛み(78%)、筋肉痛、頭痛、発熱、倦怠感、悪寒全身症状がやや多め

※副反応の多くは1~3日で自然に軽快します。まれにアナフィラキシーなどの重篤な反応も報告されています。

接種期間


令和7年度の対象者の方が帯状疱疹ワクチンの公費での接種が受けられるのは、令和8年3月31日までとなっています。

接種までの流れ


  1. 予診票を確認(6月下旬に郵送)
  2. 医療機関で予約
  3. 接種当日、予診票と身分証を持参

帯状疱疹を予防して、安心な毎日を!


帯状疱疹は痛みが長く残ることもある感染症です。この機会にワクチン接種を検討しましょう。

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