• 8月 5, 2024

在宅診療を受けるには?|在宅診療の内容や、始めるための流れ

在宅医療とは、言葉のとおり、医師が直接患者様のご自宅に訪問し、医療を提供することです。
今までは、通院医療もしくは入院医療が医療を支えてきました。
しかし、身体が不自由で移動が大変であったり、待ち時間が長く、自由な時間や家族との時間を確保することができないなどの弊害がありました。
在宅医療では、患者様は病院に行くことなく、住み慣れた環境で治療を受けることができるため、通院の負担軽減や、精神的な安定、生活の質の向上に繋がるとされており、入院医療、通院医療に次ぐ第三の医療として注目されています。

在宅診療とは

在宅診療とは、医師が患者様のご自宅や入所施設などに直接出向いて診療を行うことです。
在宅診療の中にも、『往診』と『訪問診療』の2つがあり、混同されやすいですが、この2つは異なるものになります。

往診』は、患者様の求めに対し、その都度医師がご自宅へ出向き、診察を行います。
突発的な症状に対して、普段から診療を受けている医師に診察をしてもらう臨時の手段になります。

それに対し『訪問診療』は、「毎週〇曜日の〇時に訪問します」といったように、計画を立てて、外来で行うような診察、治療、採血、薬の処方、療養上の指導などをご自宅で受けることができます。

また、ケアマネジャーや訪問看護師、訪問薬局など地域の医療機関との連携を図りながら、ご自宅で生活できるようにチームでサポートをしていくものになります。

訪問診療はどうやって始めるの?

依頼(申し込み)

ご本人様やそのご家族様から、訪問診療を行う医療機関に直接依頼するケースや、ケアマネジャーなどの地域の支援者を通して訪問診療の依頼をするケースなどがあります。

面談

ご依頼(申し込み)の後、日程を調整し、初回のご面談もしくはお電話で、現在の状況の確認や、費用のご案内などを行います。
ご面談やお電話で話し合いにより、治療方針や目標、訪問の曜日・時間などを決定していきます。

契約

訪問診療の利用開始には、普通の外来とは少し異なり、利用申し込みのための契約書へのサインが必要となります。
その他に、外来の受診の際と同じく、保険証や医療症などの提示が必要となります。
契約終了後から定期的な訪問診療が開始されることとなります

費用はいくらくらい?

訪問診療には、医療保険が適応されます。(一部、介護保険の利用する場合もあります)
そのため費用は、ご本人様の年齢や負担割合などにより異なります。

下記の費用に関しては目安となりますので、予めご了承ください。

  • 自己負担:1割負担(月2回の場合)
    〈医療保険〉凡そ5,500~6,500円程度/月
    ※上記の他に検査や処方、採血などは別途加算されます。

訪問診療に関してのご不明点などございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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